【重要なお知らせ】長野県信濃美術館本館は2017年10月1日から改築工事のため休館しております。 詳細はこちら

お知らせ

Information

大学生を対象とした「アーカイブ映像制作ワークショップ」を実施します(終了しました)

1.概要

開館50周年を迎え、まもなく全面改築が予定されている長野県信濃美術館の記録をテーマに、大学生を対象とした計3回(6日間)のワークショップを行います。

ワークショップでは、映画および映像教育に携わる教員や作家を講師に迎え、リサーチ、プランニング、撮影、ポストプロダクションといった段階的な制作に取り組みます。これまでの映画および映像の制作/受容のコンテクストの上に成立してきたフィクション/ノン・フィクションといった枠組みにとらわれない新たな表現方法を模索する場として、「マージナルな(周辺的な、あまり重要でない、欄外の)」記録に焦点を当てながら、美術館利用者や地域の方々へのインタビューを始点に表現手法を横断した映像の制作を行います。

また、成果発表の場として、作品の公開、映像・映画作家による講評の機会を設けます。

2.講師

     岡田翔(桜美林大学助手、中部大学非常勤講師)

     大野隆介(映像作家)

     篠田優(写真家)

 

3.対象    大学生

 

4.定員    各回5名

 

5.日時

     ①WORKSHOP1: 2017年8月9日(水)〜10日(木) 13:00〜17:00

             ②WORKSHOP2: 2017年8月16日(水)〜17日(木) 13:00〜17:00

             ③WORKSHOP3: 2017年8月23日(水)〜24日(木) 13:00〜17:00

 

6.集合場所

     長野県信濃美術館(長野市箱清水1-4-4)

 

7.参加費

     無料

 

8.主催等

     【主催】     門前おもてなし実行委員会、長野県信濃美術館

     【助成】    文化庁(平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業)

     【協力】    桜美林大学


9.申込み方法    お電話(026-232-0052)、メール([email protected])、下記申込フォーム

 

10.ワークショップの内容

 

◇WORKSHOP1

WORKSHOP 1では、信濃美術館をテーマに映像制作の構想を発展させる方法を学びます。近年の実験的な映像表現の場では、フィクション/ノン・フィクションの境界やメディアを横断した映像のあり方を模索する試みが活発に行われています。第1回目のワークショップでは、実際にカメラを回しながらリサーチやブレインストーミングを行い、アイデアを展開する方法を学びます。

     日時:2017年8月9日(水)-10日(木)、各日13:00-17:00

     講師:岡田翔

     定員:5名

     備考:9日、10日の両日とも参加可能な大学生。

 

◇WORKSHOP2

WORKSHOP 2では、実際に信濃美術館周辺を撮影しながら機材の使い方の基本を学びます。近年、インディペンデント映画の代名詞とされてきた8mmフィルム、16mmフィルムといった機材に代わって使用される機会が増えた一眼レフカメラの動画撮影機能に焦点を当てながら、レンズの使い分けや動画撮影に必要な技術の習得を目指します。

     日時:2017年8月16日(水)-17日(木)、各日13:00-17:00

     講師:篠田優

     定員:5名

     備考:16日、17日の両日とも参加可能な大学生。

 

◇WORKSHOP3

WORKSHOP3では、主に人物を被写体としてインタビューの撮影を行います。インタビューでは、単に被写体を写すだけでなく、音声の録音など総合的な映像マネジメントの能力が必要とされます。第3回目のワークショップでは、前2回の内容を踏まえて、構想実現、技術活用の具体的な実践としてインタビューの撮影に取り組みます。

     日時:2017年8月23日(水)-24日(木)、各日13:00-17:00

     講師:大野隆介

     定員:5名

     備考:23日、24日の両日とも参加可能な大学生。

 

※やむを得ぬ事情によりワークショップの内容を変更することがあります。予めご了承ください。

 

11.講師

岡田翔

1989年栃木県生まれ。桜美林大学芸術文化学群助手。中部大学人文学部非常勤講師。立命館大学映像学部卒業、東京芸術大学大学院映像研究科修了。のぞきからくり等の古典的な視覚装置とデジタルテクノロジーの組み合わせによる映像インスタレーション作品を発表する他、ドキュメンタリー映像の制作を行なう。

 

 

大野隆介

1986年愛知県生まれ。東京造形大学写真専攻卒業。大学生の時に出会った焼きそば「磯村屋」との交流をきっかけに映像制作を始める。23世帯が暮らす静岡市大沢地区の生活を、最小限の機材で寄り添うように撮影した「ちいさな、あかり」(2013)が劇場公開第一作となる。その後、鳥取藝住祭(明倫AIR2015)に参加。

 

 

篠田優

1986年長野県生。上智大学経済学部経営学科、東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。写真家として作品制作を行っている。主な個展に「写真へのメモランダム」(Alt_Medium,東京,2017)、「Medium」(trace,京都,2016)。写真集に「Medium」(塩竈フォトフェスティバル刊)。主な受賞に塩竈フォトフェスティバル写真賞大賞(2013)、EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2 岩渕貞哉賞(2012)がある。「信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり」展(2017年9月16日〜30日)第三部「7人の若手作家」参加予定。

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