
「旅人にとって、めぐりあいこそ幸いであり、いのちである。私は旅人として京都を見た。京都とのめぐりあいによってこれらの作品は生まれた。その時、その場での感動から、じかに描いたものである。それを噛みしめて、構図と色彩を整え、絵にしたものも多い。
京都の自然ほど、季節の移り変わりを敏感に受けとめて、繊細優雅な美しさを反映するものはあるまい。京都の人の生活ほど季節と親しく結びついて営まれている例も少ないと思う。(略)
これは京都による私の歳時記である。京都の四季を通じて、日本の美を想う私の心の願いである。」
『京洛四季』新潮社 1969年
平成23年度の東山魁夷館常設展では、「東山魁夷の旅」を年間テーマとし、6回に分けてお届けします。第Ⅰ期にあたる本展は、「京都の記憶」と題し、東山が古き良き"日本の美"を描いた「京洛四季」シリーズの習作・スケッチ類を一堂にご紹介します。東山が旅人の目で出会った、移ろいゆく京の自然や、生活に根ざした風物を通じて、ご一緒に旅の気分を味わっていただければ幸いです。
◆展示作品(本制作)
紅葉の谷(1952)、緑響く(1982)、静映(1982)、霧氷の譜(1985)
「京都の記憶」展示作品目録 (PDF)
学芸員による対話型ギャラリートーク「おしゃべりさんぽ」(10月/終了しました)
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*問合せは、長野県信濃美術館まで TEL.026-232-0052まで
第1章:京洛四季-春夏秋冬
ミニテーマ1:かたちの記憶
第2章:京洛四季-祭り、風物、路地、建物
ミニテーマ2:1954年雑誌『新潮』表紙原画
ミニテ-マ3:皇居新宮殿《朝明けの潮》準備作
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東山魁夷《花明り》(習作)1964-66年
京都・円山公園
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東山魁夷《緑響く》1982年
長野県 蓼科高原・御射鹿池