
先日ご紹介した当館の新しい仲間、『シルビア・平野明美』さん。19日には、一般のお客様と一緒にふたつのギャラリートークに参加されました。
信濃美術館名品展の会場では、草間彌生の作品について、学芸員から参加者のみなさんへさまざまな質問が投げかけられたのですが、シルビアさんは「今まで気にかけなかったことを考えることができて楽しかったし、なによりその強い色調、大きさに圧倒されました。」と語ってくれました。
また東山魁夷館では、今回来日するまで知らなかった「東山魁夷」の人となりを学芸員のトークで知ることができ、魁夷さんが大好きになったとのこと。どちらの会場でも、楽しげに、時に考え深げに体験している姿がとても印象的でした。


こんにちは、信濃美術館です。
長野県の南端にある天龍村立天龍村小学校4年生の皆さんが来館し、現在開催中の「信州ゆかりの天才アーティスト」展を、学芸員の話を交えながらじっくりと見学してくれました。
画像左は、天龍村とも近い飯田市の出身である菱田春草の作品≪羅浮仙≫を見ている様子です。「透けて見えるよ?幽霊かな?」、「人間じゃないよ、ロボットだったりして(笑)」と各々楽しく鑑賞してくれました。
≪羅浮仙≫にまつわる中国の故事の話を聞いた後には、梅の花や衣装にも注目し、郷土作家について真剣に耳を傾けてくれました。
また、他の展示室では、中村直人の≪暁の浅間≫(画像右)をはじめ、信州の風景画、人物画、刀剣や陶芸など、時間をかけてたっぷりと鑑賞してくれました。
天龍村と長野市は、長野県の南と北に位置し、自動車で移動するには3時間半ほどかかる距離です。遠方から来てくれて、私たちも本当に嬉しく、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
6月17日、当館に新しい仲間が加わりました。ひとなつこい笑顔がとっても素敵なこの女性は、ブラジルから来日した『シルビア・平野明美』さん。11月半ばまでの約5ヶ月間、信濃美術館で日本の文化について研修されます。
大学時代に美術史の勉強をされていたのですが、学校で学ぶヨーロッパ美術だけでは物足りなさを感じていた時に出会ったのがNHKの大河ドラマ。さまざまなシーンに登場する「屏風絵」や、サムライが身に着けている「甲冑」に興味を抱き、浮世絵などを本で独学していくうちに、日本美術がヨーロッパに与えた影響など、興味の対象がどんどん増えていったのだそうです。
日本美術が南米に与えた影響をテーマに研究を深めながら、いずれは、ブラジルの大学に日本美術史のマスターコースを作り、ブラジルの美術館で日本の絵の展覧会を開くのが夢と語ってくれました。
日系3世のシルビアさんですが、おじいさまの出身地が中野市とのこと。日本食も大好きで、気軽に近所のスーパーへお買い物にも出かけているそうです。通勤は自転車。長野の景色の美しさを楽しみながら、坂道をものともせず元気に美術館に通っていらっしゃいます。
これからの季節、美術館は行事が目白押しです。今後のシルビアさんの活躍を、折に触れてご紹介していきたいと思っております。お楽しみに!!


6月19日土曜日、午後1時30分からは、「信州ゆかりの天才アーティスト-長野県信濃美術館名品展-」のギャラリートークが、続いて午後2時15分からは「東山魁夷館常設展 Ⅱ 絵のなかのリズム」のおしゃべりさんぽが開催されました。
この日は、それぞれのギャラリートークに20名を越える参加者があり、みなさん熱心に学芸員の話に耳を傾けながら作品を鑑賞されていました。
ひとくちに「ギャラリートーク」と言っても、その内容はさまざま。信濃美術館で行われたギャラリートークは学芸員が語る作品にまつわる話や作家の解説などを聴きながら作品鑑賞をするものですし、東山魁夷館の「おしゃべりさんぽ」は、学芸員と参加した方々が一緒に作品について会話を楽しみながら、会場を巡るタイプのものです。
長野県信濃美術館名品展のギャラリートークは、会期中毎週土曜日午後1時30分から開催いたします。また、東山魁夷館のおしゃべりさんぽは毎月2回のペースで行っております。どちらも事前の申し込みは不要ですのでお気軽にご参加ください!!


6月12日土曜日11時30分から、「信州ゆかりの天才アーティスト-長野県信濃美術館名品展-」の第1回ギャラリートークが開催されました。
学芸員の解説を聴きながら、展示作品を鑑賞するギャラリートーク。初回は10名を越える参加者がありました。ご参加くださったみなさま、本当に有難うございます。
作品背景や、作風の変遷など興味深い話が盛り込まれた解説を聴きつつ会場をまわるのですが、最初は距離を置いてご覧になっていた方々が、次第に「少しでも前で聴こう!」と、学芸員を囲む輪をせばめていくのが非常に印象的でした。
名品展のギャラリートークは、会期中、毎週土曜日午後1時30分から行われます。事前のお申込みは不要ですので、お気軽にご参加ください。


6月6日(日)から始まった「信州ゆかりの天才アーティスト-長野県信濃美術館名品展-」では、収蔵作品2900点から選りすぐりの名品、約100点が展示されています。
その中の一点、石井柏亭の《画室小集》(1949年)は、画家達が集うサロン的な情景を描いた作品ですが、画面には明らかにサントリー角瓶とわかるボトルが描かれています。戦後の復興期の昭和24年、角瓶は庶民のあこがれの存在でした。柏亭はそれを画中に描くことで何を表現したかったのでしょうか。ハイソサエティな雰囲気・・・くつろいだ時間・・・メンバーの親密度・・・、さまざまに想像が膨らみます。
今回は、サントリービア&スピリッツ株式会社様のご協力をいただき、作品の描かれた当時のデザインの角瓶や、それぞれの時代を髣髴とさせるボトルの変遷などのパネルをロビーに特別展示しています。
期間中当館カフェでは、『角ハイボール』と『信州おつまみプレート』をオンメニュー。天気のよい日には、中庭で爽やかな風を感じながら、ハイボール片手に作品の余韻に浸ることができます。(もちろんアルコールのご提供は20歳以上の方のみですが)
贅沢な休日を味わいに、美術館へ足を運んでみてはいかがでしょう。

現在開催中の「信州ゆかりの天才アーティスト-長野県信濃美術館名品展-」では、馬場哲晃さんの作品《Freqtric Drums(フレクトリックドラムス)》(2004-10)が展示されています。
ロビー中央に配置されたこの作品、金属部分を握ったままで、相手の体に触れると、さまざまな音が飛び出す、という体験型のとても楽しいものなんです。(楽しみ方は受付スタッフへお気軽にお聞きください。)平成20年度に作家ご本人からご寄贈いただき、以来、展示のたびに大変ご好評を得ています。
この作品を体験するにはどうしても一緒にいる人と触れ合うことが必要になります。そう、「手をつなぐのはまだちょっと恥ずかしい!!」そんな初めてのデートにはぴったりだとは思いませんか?
お堅い芸術鑑賞は苦手・・・と考えている方にも楽しんでいただける作品が待っています。是非、美術館へ遊びに来てくださいね。もちろんデートにもご利用ください。

楽しそうでしょ?
今朝、美術館の周りの松林から飛んできたと思われるクワガタを、お掃除の方が発見して捕獲!
夏を告げる虫の到来に、事務室のスタッフも興味津々、あんまり見つめられてか、じっと固まって動かなくなってしまった照れ屋の(?)クワガタくんでした。
5月31日(月)、「吉村作治の新発見!エジプト展」が、おかげさまで好評のうちに閉幕いたしました。会期中の総来館者数は64,194人!!本当にたくさんの皆様にご来館いただき、本館企画展の歴代6位の記録となりました。
長野会場が日本国内最後の展示でしたので、木棺や神像などは、それぞれ、故郷のエジプトまでの空輸に耐えうる梱包を施され、旅立つこととなります。
6月6日(日)からは「信州ゆかりの天才アーティスト-長野県信濃美術館名品展-」が開催されます。日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書など、1966年の信濃美術館開館以来収集してきた長野の至宝2,900点のなかから、選りすぐりの100点を展示しますので、どうぞたっぷりとご堪能ください。