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本日9時、「吉村作治の新発見!エジプト展-国立カイロ博物館所蔵品と-」のオープニングセレモニーが、関係者約80名が参加して行われました。
松本猛館長は、「古代エジプトで描かれた人物は、顔は横向、眼は正面、肩は正面、体は横向きと、いろいろな向きから見たパーツが組み合わされている。20世紀のピカソに通じることを、何千年も前のエジプトで既にやっていたというのはすごい! 現代は、科学技術の発達はめざましいが、想像力の豊かさは古代エジプトに遠く及ばない。想像することのすばらしさを、たくさんの子どもたちに知ってもらえれば。」と話しました。
監修の吉村作治先生は、「父が松代生まれで、長野には子どもの頃からなじみの地。日本で最後の会場として、長野で開催できることに、とても感激している。今回の展覧会では、2007年1月と10月に発見した未盗掘・未開封の完全ミイラの木の棺を3点展示すると共に、国立カイロ博物館の所蔵品を約70点紹介している。これまで海外に出たことのない作品、お墓に関係する作品、という2つの観点から、私がひとつひとつ選んだ。ミイラを製作した台は、生々しいかも知れないが、命を粗末にする事件が多い現代の日本で、私たちは、“死”ときちんと向き合うことが必要。エジプトには、肉体は滅びても魂は永遠、という死生観がある。魂は永遠なのだから、生きているときにはピシッとしなくてはならないんだよ、ということを伝えることができれば。」と思いを語りました。
「吉村作治の新発見!エジプト展」は5月31日(日)まで開催。※休館日=4月28日(水)
左・中=テープカットの様子/右=《ミイラ製作台》の前で語る吉村作治先生



投稿者: 長野県信濃美術館 日時: 12:30