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第3回 長野県信濃美術館モニター会議 報告

平成27年7月18日(土)14時より、信濃美術館3階講堂にて「第3回モニター会議」を開催しました。以下はその会議の報告です。

 

モニター9名中8名が参加

14時より会議開始。橋本館長より開会の挨拶のあと、モニター紹介を行ない、担当学芸員より4月から現在まで開催された展覧会について報告をした。その後、事前に提出していただいた展覧会についてのアンケートをもとに中部副館長の司会で会議を進行した。以下は当日、モニターから寄せられた質問、意見をまとめたものである。

 

●展覧会報告及びアンケートより

<いのりのかたち展>

・遠方であったり、秘仏であったり、普段は観られない仏像が集まっており、見応えがあった。前回は三尊仏、県外の仏像が多かったが、今回は県内の様々な種類の仏像があり、長野県には多様な仏教文化があると自慢したくなるようだ。これだけ集めるのは非常に大変と思うが、御開帳がない時にも企画して欲しい。

・第二展示室は明るく雰囲気も変わり、同じ展覧会でありながら変化があり良かったと思う。大勧進・大本願の宝物はあまり興味をひかなかったが、信毎の特集で「小袖屏風」と「切平緒」の解説があり、読んだ後に再度観たら何か感じるものがあった。

・一度に二体の国宝土偶に出合えることは幸運だと思いました。何とも言えない不思議な魅力にひきつけられました

・仏様になってみようコーナーが入口にあり、面白いと思ったし、丁寧に着方の説明があって、素敵でした。しかし、実際にやっている人が見られず残念。雰囲気が「やっていいのかな~」と感じるものだったし、いろいろな人が直に見られるため、遠慮したのかも。

変装してみたい人だけが特別に見られるように、ついたてがあったら、よかったと思う。

 <新収蔵作品展>

・展示数は多くないが、ひとつひとつに圧倒されそうな作品がそろっていた。

・屏風2点が素晴らしく感動しました。「庭の池」は特に今の季節にピッタリの作品で本当に素敵でした。

いつも小展示室は暗いイメージでしたが、今回の展示はとても魅力的でした。

・信濃美術館の現在の図録(所蔵作品選)が改訂されるまで、今までの新収蔵作品(全部でなくても)を紹介するチラシを作れば、当館の概念が伝わると思う。小展示室ではあるが、新収蔵作品を紹介するだけでなく、何か付加価値のある物が欲しい。

 <小山周次展>

・信州にゆかりの水彩画家が、多数いることがわかった。

・受付前の展示室の展示が素敵でした。素通りせずに、あの場所に立ち止まって見ている姿もあり、「心をつかむスペースになっているのでは」と感じました。

・どこかで見た風景や信州の原風景が絵画という作品になっていると、親しみやすく、信州から素晴らしい作品や作家が生まれていることに、改めて気づかされました。

伺った時は日曜日でしたが、来館者は私ともう一人だけでした。

こんなにも素晴らしい作品なのに小展示室も含め来館者が少ないのは残念です。

信州をテーマにした大きな作品展を期待します。

 

<東山魁夷館常設展>

・ 準備作から充実しているのは当館の強みである。今回は写真資料も加え完成した状況も知ることができたのは大変良かった。

・「唐招提寺への道」は「いのりのかたち」にも通じるものがある。多くの人に観てもらうために5月31日まで開催した方がよかったのでは。

・7月の展示に、夏の北欧が見られ雪など涼しげで、暑い夏を一瞬ヒンヤリと過ごせる展示になっていると思います。

 

●意見交換

(信濃美術館関係)

・信州で県立美術館でもあるのでこれからを担っていくアーティストの存在を発掘して育てていってほしい。

・美術館に期待するものは驚きのある美術館。

ここに来れば何かある。+αの付加価値のある美術館という物を求めています。

・今、活躍している人、過去の人ではなく。今活躍している人の作品を見てみたい。

・県立で公の場なのでお金を払った人達だけが楽しめる場ではなく、絵を描くとか見る事に遠い人がもっと関われる場所を考えていただけたらと思う。

・見て、触れて遊べる展示だったら中学生を連れて、又、親子で遊べるものになるのかなと思う

・長野県の中に伝統工芸をやってらっしゃる方いると思うが、地元にいても知らない部分があると思うので是非そういった方達の発表の場にしていただけたらと思います。

・芸術的に高いものを保ちつつ敷居の高いものにならないようにコンセプトで進めていっていただける場所になってほしい。

・皆が活躍できる。ただ見るだけじゃなく受け身じゃない美術館になってほしいなと思います。

・善光寺から美術館まで人の流れがつながる様な美術館になってほしい。

・企業に対するイメージを小さな頃から植えつけると大人になってもリピーターになる。なるべく小さな柔らかい時期に美術館に来れる様になると、長く県民の芸術性が高まると思います。

・ショップやカフェだけでも利用できるという事を知らない人がほとんどなので、もっと宣伝が必要。

・学芸員が工夫している事とか沢山あると思うので「こういう風にしました」とかツイッター的な事をすればいいと思う。

・ギャラリートークに参加すると作家や作品が身近に感じられて展覧会が何倍も楽しめるなと思いました。

・学芸員の行うギャラリートークはもちろんの事、ガイドスタッフ的な方達の行うギャラリートークも出来ていったらいいのかなと思う。

・皆が活躍できる。受け身だけでない美術館になってほしい。

・フェイスブック等、第3者からの情報発信をすると説得力がある。

 

 

(施設整備関係)

・大きな物を作り無駄遣いじゃないかと言われない様に,皆に愛されてみんなが自分達が使っていきたいとなる様な所になって欲しいなと思う。

・美術館のファン、支える方、ボランティアさんは欠かせない存在の為、「県民だれもが楽しみ、学べる利用者の視点を重視した美術館」に入れてほしい。

・県内と連携してここに来れば全てのデータ情報がある。信濃芸術館のひとつの中に「信濃美術館」

・「美術館」という枠の中だと制約や“美術館”というイメージでとらわれがちになる。芸術館になればより広くでき、街を一体化できる。

・大きな建物を作り回転させても、色んな方に来て頂く事は難しい。美術に興味の無い方にも美術に親しみを持ち入ってみたいという無料で入れる入口(図書室)があると入り易いと思う。

・善光寺からの人の流れがつながる美術館を希望。

・作品が保てる美術館。専門家からの視点を大切に作っていただきたい。