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ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子 開幕!

7月1日(土)「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」が始まりました。10時からの開会式には多くの方にご出席いただき、華やかな幕開けとなりました。

 

午後には編集者・椅子研究者の西川栄明氏による記念講演会「ウィンザーチェアとは何か―その魅力と歴史」も手話通訳・要約筆記付きで、開催しました。まずウィンザーチェアとは、古くからイギリスの各地で作られた一般庶民が使う木製のカントリーチェアで、現在、椅子の研究者やコレクターの間で共通に認識されている定義は、「尻形のくぼみをつけた分厚い木製の座板に、脚や背棒などの部材が直接差し込まれた椅子」と、教えていただき、ウィンザーチェアが生まれる経緯・時代や地域によって異なるスタイルについて、実際イギリスを周られたときの写真と共にご説明くださいました。また、分業制による製作については、兵庫県の木工家・小島優さんが実演してくださり、皆様立ち上がって真剣に見入っておりました。ウィンザーチェアの日本での展開まで、ウィンザーチェアをはじめて見た方から、実際に作っている方・販売している方と様々な方に、とてもボリュームのある、お話をしてくださり西川氏は、会場に置いた椅子を見ながら、ウィンザーチェアの歴史や魅力を実感してほしいと、おっしゃっておりました。

8月27日(日)まで開催しております「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」では、現在日本にあるウィンザーチェアをはじめとするヨーロッパの伝統的な椅子の名品が、一同に集まる滅多にない機会です。講演会で実演くださいました小島優さんの椅子は、信濃美術館ロビーで、展覧会開催中実際に座っていただけます。ぜひ、信濃美術館へお越しください!

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