美術館について

About the Museum

長野県信濃美術館 東山魁夷館館長 ご挨拶

Greetings from the Museum Director

長野県信濃美術館 東山魁夷館 館長 橋本光明 長野県信濃美術館 東山魁夷館 館長 橋本光明

 長野県内には多くの美術館があり、その数は全国第一と言われています。その中で長野県信濃美術館は、県立の美術館として半世紀の歴史を刻んできました。城山公園内のヒマラヤスギの大木と噴水の先に、林昌二氏が設計した当館があります。隣には谷口吉生氏設計の東山魁夷館もあり、両館を通して常設展、企画展、収蔵品展など多様な展覧会を実施しています。

 東山魁夷館は、昨年25周年記念の展覧会として、香川県立東山魁夷せとうち美術館との共同企画による「日展三山-東山魁夷、杉山寧、髙山辰雄-」展を開催しました。2万人近い入館者の皆様が、三巨匠が創り出したそれぞれの世界に浸るとともに美の競演を堪能しました。今年の両館共通の展覧会年間パンフレットの表紙は、魁夷15歳の学帽をかぶった自画像です。東山魁夷の人生を例年のように6期に分けて作品を展示しますので、お時間の許す限りご覧ください。

 「日展三山」と謳われた1964年から2年後の1966年に長野県信濃美術館が開館しました。入口は2階ですが、階段の左側のスペースに裸婦像があります。諏訪郡原村生まれの彫刻家清水多嘉示氏の『躍進』です。台座には「信濃美術館の建設」と題したプレートがあります。「長野県に美術館をたてよう」という県民の声を受けて、財団法人「信濃美術館」を組織して建設されました。その際に基金造成に協力された会社や団体名を残した記念像です。

 10月1日で50年を迎えます当館は、この1年間を「長野県信濃美術館開館50周年記念事業」として展覧会をはじめさまざまなイベントを行います。前半の「ジブリの立体建造物展」や「東京富士美術館コレクション展」は、50周年に相応しい内容豊かな展覧会です。学びの企画としては、展覧会に関連した特別講演やおもしろ美術館講座・講演会、美術の面白さを再認識する50周年記念特別講座などを用意しました。7月6日は、長野冬季オリンピックや国連50周年記念式典にて世界代表コンサートマスターを務めたライナー・キュッヒルのヴァイオリン・リサイタルを開催します。好評のやねうら美術館講座や親子で楽しめるワークショップ、ベビーカーツアーなどもあります。当館を50年間支えていただきました県民の皆様にお礼と感謝を込めたサービスも考えています。ホームページや新聞、テレビ、チラシなどをご覧いただきまして信濃美術館をさらに身近なところとして何度もお越しください。 お待ちしております。

平成28年4月記

長野県信濃美術館 東山魁夷館館長 橋本光明

美術館沿革

Museum History

昭和40年3月23日
財団法人 信濃美術館設立
昭和41年5月28日
財団法人 信濃美術館新築工事完成
(建設費 1億円)
昭和41年10月1日
信濃美術館開館
(敷地面積:7,946平方メートル 延床面積:1,826平方メートル)
昭和44年6月1日
同美術館を長野県に移管し、長野県信濃美術館発足
昭和45年10月15日
昭和45年5月着工の第二展示棟増築工事完成
(延床面積:654平方メートル)
(建設費 6500万円)
昭和49年3月29日
昭和48年12月着工の収蔵庫増築工事完成
(延床面積:333平方メートル)
(建設費 5192万円)
昭和54年7月12日
長野県美術品取得基金条例制定
昭和61年4月1日
管理運営を財団法人 長野県文化振興事業団に委託する
昭和62年9月22日
東山魁夷作品寄贈目録贈呈式
昭和62年11月20日
東山魁夷館の基本構想発表
平成元年12月25日
平成元年8月着工の信濃美術館改修工事完成
平成2年4月26日
東山魁夷館開館
(着工:昭和62年12月 完成:平成2年2月 敷地面積:4,675平方メートル 延床面積:1,698平方メートル)(建設費 11億円)
平成11年7月15日
東山魁夷館延入館者数200万人達成
平成15年3月31日
東山魁夷館側駐車場増設工事完成
(40台→90台)
平成18年4月1日
財団法人長野県文化振興事業団を指定管理者とし、管理運営を委託する。
(~平成21年3月31日)
平成20年7月17日
東山魁夷館延入館者数300万人達成
平成21年4月1日
財団法人長野県文化振興事業団を指定管理者とし、管理運営を委託する。
(~平成26年3月31日)
平成26年4月1日
一般財団法人長野県文化振興事業団を指定管理者とし、管理運営を委託する。
(~平成31年3月31日)