東山魁夷(八ヶ岳にて)
横浜に生まれ、神戸で少年時代を過ごした東山魁夷(1908-1999)は、1926年、東京美術学校1年生の夏休みに木曽の御嶽山へ登り、初めて信州の自然と人に出会って以来、長野県に取材した風景画を数多く制作しています。魁夷は、四季の変化が美しく、山や湖、川、渓谷と地形の変化に富んだ長野県を、「作品を育ててくれた故郷」と呼ぶほど愛していました。緑豊かな信州の風景は東山魁夷にとって、創作のインスピレーションを与える場所だったのです。